2026-10-26
News

他人事ではない不正アクセス・情報漏えい 今、企業に求められる備えとは

近年、不正アクセスや情報漏えいに関するニュースを目にしない日はないと言っても過言ではありません。大手企業だけでなく、官公庁、教育機関、医療機関、そして中小企業まで、あらゆる組織がサイバー攻撃の標的となっています。

特に近年は、ランサムウェアによる被害やクラウドサービスへの不正アクセス、委託先を経由したサプライチェーン攻撃など、攻撃手法が多様化しています。情報セキュリティは、もはやIT部門だけの課題ではなく、企業経営そのものに関わる重要なテーマです。

情報漏えいが発生した場合、その影響はシステム障害だけにとどまりません。顧客や取引先からの信頼低下、業務停止による損失、復旧対応や調査費用の発生など、企業活動全体に大きな影響を及ぼします。

さらに2026年10月、総務省は不正アクセスによる情報漏えい等の事案を踏まえた対応についてを公表し、新たな攻撃手法への注意喚起を行いました。公開されているスマートフォンアプリを解析し、そこから得られた情報を利用して接続先サーバーを攻撃する手法が確認されており、アプリ自体に問題がなくても、サーバー側の脆弱性が悪用される可能性があるとされています。総務省は、適切な認証・認可や入力値の検証、アクセスログの確認など、サーバー側での対策の重要性を呼びかけています。

https://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000680.html

このように、攻撃の入口はメールだけではありません。VPN機器の脆弱性、盗まれたID・パスワード、クラウドサービスの設定不備など、さまざまな経路から侵入が試みられています。また、最近ではシステムを停止させるだけでなく、事前に情報を盗み出し、「公開されたくなければ身代金を支払え」と要求するケースも増えています。

こうした脅威に対し、企業が取り組むべき基本対策は変わりません。OSやソフトウェアを最新の状態に保つこと、多要素認証を利用すること、定期的にバックアップを取得すること、そして社員一人ひとりが高いセキュリティ意識を持つことです。

株式会社マイルストーンでも、情報セキュリティ委員会を中心にさまざまな取り組みを実施しています。その一つが毎週配信しているセキュリティチェック問題です。業務の中で起こり得る事例を題材に、自ら考えながら学ぶことで、知識の定着と意識向上を図っています。

サイバー攻撃は、もはや一部の大企業だけを狙うものではありません。そして、どれだけ優れたシステムを導入していても、最後に企業を守るのは社員一人ひとりの意識と行動です。お客様や取引先からお預かりした大切な情報を守るためにも、今一度、自社のセキュリティ対策と日々の業務を見直してみてはいかがでしょうか。

情報資産を守ることは、企業の信頼を守ることにつながります。